2005・春の若狭ツーリング
〜京都発着・周山街道−若狭−鯖街道〜


4月19日火曜日、その前週は雨にたたられるも
この日は天気に恵まれ、この年初めての本格的な
ツーリングに出かけました。

考えていたルートは、R162(周山街道)を北上し
周山からR477へ入って常照皇寺へ、
常照皇寺を出て府道61号を抜けてR162に戻り小浜からエンゼルラインへ、
エンゼルラインの山頂駐車場でお昼を取ってから再びR162へ戻って東進し、
田烏から県道22号を南下してR303、R367(鯖街道)と通って
京都へ戻る、と計画してました。

が、行ってみると色々あってこの計画通りには
走れなかったわけですが…。^^;
では、レポートを開始します。


朝食を取ってから休日の店の仕事をささっと片付け、
旅支度をして午前9時20分過ぎにエンジン始動。
朝は寒かったのでスリーシーズン用のジャケットを着てたけど
どうやら昼間は暑くなりそうとのことで、
トップケースの中へ夏用のメッシュジャケットを放り込み、
9時半に家を出ました。

翌日が五十日せいなのか、観光シーズンに入ってるからなのか
朝の出勤ラッシュもとうに終わっている時間なのに
混みあっている京都市市街地を抜け、
福王子交差点からR162へ歩みを進めたのですが、
こちらも車が多くて殆ど延々と車の後ろを
ついて走る羽目に。(;´Д⊂)

R162は周山を過ぎるまでずっと黄色ラインなので
追い越しをかけることもできずタラタラ走ってると
家を出てから20分ほどで8号系統の市バスの折り返し点である
山城高雄に着いたのですが、バスの折り返し&駐車場の手前の
カーブを曲がった途端、目の前に紫色の山が!

ミツバツツジの山
この山には地元の方がミツバツツジを集中的に植えておられて
GW前後にはそれは見事に咲き揃うのですが、
まだ4月も中旬過ぎだしそれほど咲いてないだろうと
思っていたのですが、嬉しい誤算でした。^^

目の前の車を先へやる意味と、
暫くこの山を見ていたいのとで
バイクに乗ったまま4,5分ほど小休憩し、
後に車が迫ってきたタイミングで再出発しました。

でもやっぱりすぐに車に追いついちゃって
またもやタラタラ走りつつ中川トンネルに差し掛かると
今度は谷に張られたロープにズラズラーっと鯉のぼりが。
そんな時期やねぇ
何年か前はこのトンネルを出て暫く行った所にある
杉坂への分岐点で同じようなのを見ましたが、
中川町内のイベント…みたいなものかもですね。
鯉のぼりも綺麗ですが自生している山桜が
満開を迎えていて走りながら所々に見えて
やっぱり春のツーリングはいいなあと思う私でした。

再び走り始め、笠トンネルを越え
沿道近くに植えられている見事な桜を眺めつつ通り過ぎ、
R162の中でも屈指の峠道である栗尾峠を過ぎれば
京北町周山です。
でもこの春から京北町も京都市の右京区に編入され、
ここまで来ても(市街地から約30km)まだ京都市かと
また一段と京都市の広さを感じるようになりました。
ま、周山を流れる上桂川の上流にあたる
広河原なんかも京都市(左京区)ですからねぇ。^^;

今回は桜で有名な常照皇寺に参拝することも
目的の一つなので、数百mだけ部分的に完成した
R162バイパスからR477へ右折して、一路常照皇寺へ迎いました。
酷道としても有名なR477ですが、
この辺りは周山街道顔負けな
広くて綺麗な2車線路に付け替えられてる部分が多く、
時折、民家の軒先をかすめる様な所もあるものの
10分足らずで常照皇寺の参道へ着く事ができます。

ベストシーズン…かな? 参道前の枝垂桜
比較的大きな橋を渡り右へ行くと花背、広河原方面へと
R477は続いていきますが、
常照皇寺へはまっすぐ進んで行きます。
次第に斜度を増す参道を進んでいくと車道は山門で突き当たり、
その左手に駐車場があるのでそこへバイクを停めました。
↑左の写真を撮った時刻が午前10時24分ですから、
1時間足らずで来れた事になりますね。
それにしても参道脇の桜が見事に満開で、
なんかもう見惚れてしまいました。

本堂前 裏庭?
ジャケットを脱ぎ貴重品をショルダーバッグに詰め替えて
ぼちぼち参道の階段を登り始めました。
最初の内は一段の幅が広い比較的斜度の緩い
階段状の参道でしたが徐々に斜度を増し、
入山受付直下では↑左のような有様で。^^;
いかにも山寺らしいですが一息で登れる段数なので、
普段歩いてない方でもそれほどくもなく登れるとは思います。

受付で参拝料(200円〜500円程度の心付)を納め、
靴を脱いでまず「方丈」の中を見させてもらうことに。
古いけど頑丈で重厚な建物のほぼ中央部の梁の上に
観音様が祀られていて、その前に座って参拝した後
建物の奥の方へ進むと↑右の様な立派な庭が見えてきました。

この写真はほんのごく一部を切り取っただけで
実際には斜面に沿って上の方まで続いていて
最上部には小さな石の祠や石塔が見えました。
この場所で一時落ち着いた後、
渡り廊下を通って奥の建物「開山堂」へ進み、
そこに祀られていた観音様に再度参拝してると
後から「ひゃあ」という年配の女性の声が。
効いてみると仕切りがある開けた扉の足元に
大きなトカゲがいたとのこと。
見てみるとその仕切りの足元から
20cmはあろうかと言う茶色いトカゲが。

こんな山の中だからトカゲも出ますよね、
でもヘビでなくて良かったですねとか
多少笑いもまじえつつ喋ったりしながら
元来たところへ戻り、桜が植えられている
庭を見せてもらうことに。

桜と開山堂 左近の桜
ここの桜はもう盛りを過ぎ始めていたようで
葉も目立っていましたが、まだまだ楽しめました。

↑左は名前はちょっと分らないのですが
比較的よく花が残っていて
開山堂との取り合わせもうまく撮れたかな。
↑右は最も奥に位置している左近の桜で
御所から分けられた桜として有名です。
太く、ねじくれ曲がった幹が年代を感じさせてくれます。

九重桜 シャクナゲと九重桜
↑左は九重桜で国の天然記念物に指定されています。
もう散り初めて葉の方が多くなっていましたが、
清楚な白い花びらがとても綺麗な桜でした。

そして↑右は境内に植えられていたシャクナゲです。
北山の中に「シャクナゲ尾根」なんて所があるくらい
この辺りの山中で比較的よく見られる花ではありますが、
ツツジ科の花だけどツツジとはまた違って
より艶やかで見応えのある花ですよ。

御所返しの桜
最後は最も玄関近くに植えられている御所返しの桜です。
宝暦年間に京都御所菊亭家邸内より根分けされた桜だそうで、
一つの枝に八重と一重が共に咲く名桜です。
満開の所を見たかったのですがこちらは少し早かったようです。

常照皇寺は皇室縁の寺だけあって桜にもその縁を見て取れますが、
寺の周囲も広く保全地域に指定され遠くから眺めても
寺の中へ入ってもゆったりとした時間の流れを
感じることができるとても居心地の良い所でした。
ただ、近隣に鉄道が無く自家用車以外では
京都市街地から延々と路線バスに乗って来る必要があり
非常に交通の便が悪いのですが、
それでも訪れてみる価値のある所でしょう。

参道を下り用を足してからバイクに戻って
スイッチを捻ると、時計は11時10分を表示してました。^^;
居心地が良すぎて予定よりも長くいてしまいましたが
入り口にあった大きな枝垂桜を過ぎてすぐ右手から始まる
府道61号へ入り井出峠という小さな峠を越えてR162へ戻り
後は休憩無しで小浜まで突っ走りました。^^;;

それと朝の予想通りかなり気温が上がっていたので
常照皇寺からはメッシュジャケットに着替えて走りましたよ。
ちなみにグローブは朝からメッシュタイプです。

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