熊野三山詣でツーリング
〜紀伊半島南部の山と海の風景とキャンプを楽しむ〜

走行日:2009年8月17日月曜日-8月18日火曜日

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1:17日〜京都→熊野本宮大社前〜

一昨年の潮岬ツーでは熊野本宮大社にしか寄れず
いつかは三山纏めて参拝しに行きたいなと思ってたんですが、
この年の7月末にそれを計画するも長梅雨のおかげでお流れに。_| ̄|○

うーん、8月のお盆休みは他の所へ行こうと思ってたけど
やっぱり今年の内に熊野三山を巡っておきたいと、
盆過ぎの17日、18日の日程で出かける事にしました。
泊りはこの季節ですからもちろんキャンプです。( ̄ー ̄)
しかし今回は撮影機材もしっかりと持っていくので
キャンプ道具は登山用のザックに詰めてタンデムシートにくくりつけると言う、
見た目的にも旅気分満載なGマジェだったり。^^;

8月17日月曜日、午前5時半起床。
ハムスター達の世話やらGマジェに荷物の積み込みやらをして、
午前7時に自宅を出発。
お盆明けの出勤ラッシュが始まっていた京都市内を南へ南へ、
道路は混み気味なものの流れは良くてあっという間に十条通りへ。

まるで秋空
吹く風は涼しく天気は上々どころか空は秋の様相を見せて
なにやら夏のツーリングという気分じゃなかったり。
十条までくれば名神の京都南ICはもう目と鼻の先、
ICの手前で路肩に止めて荷物の確認をしたのち、
いざ高速に乗り向かうは紀州。( ̄ー ̄)/

世の中はもう仕事モードだから
いつものように東大阪辺りで混むかと思ったら、
詰まるほどの渋滞は無く極めて快調に進み
午前8時40分に朝食をとる紀ノ川SAに到着。

混んでた紀ノ川SA

SA内に入ってみると駐車場はほぼ一杯で
月曜日なのにこの混みようは一体…と。

有田ICを先頭とする渋滞情報が出ていたけど
その影響もあるんだろうかと思いつつ、
ベーカリーショップのおしゃれな外観が目立つ
施設の中へと入り、早速朝ご飯(パン?)を物色。


パンパンですw

選んだのは大きなウィンナードッグと
梅ジャム、蜜柑ジャム、ブルーベリージャムと
3つの味が一度に楽しめる御三家パンを
ホットレモンティと共にいただきます。

しかし比較対象物がカップだけなので
分かりづらいと思いますが
このパンって両方とも大きいんですよ。^^;
いや、ま、とても美味しいんですけどね、
御三家パンの方は少々食べづらくて大変でした。^^;;
でも紀ノ川SA(下り)へ寄られた際にはぜひ一つどうぞ。
いい思い出にもなりそうなパンでしたよ。( ̄ー ̄)/


眺めのいいSAです

そんな感じに小一時間ほどゆっくりしたのち
駐輪場へ戻り、出る前に写真を一枚。
夜景もかなり綺麗だろうと思う
紀ノ川SA(下り)からの眺めですけど
大体にして夜は反対側の上りの方にいますからねぇ。^^;

午前9時半に紀ノ川SAを出発。
和歌山ICを過ぎてもまだまだ流れがいい
阪和道を一路南へと進んで行きます。

しかし海南を過ぎて対面通行区間となるちょいと手前から渋滞が始まり、
朝の涼しさはどこへやらって感じの真夏の日差しに照りつけられてもう大変。^^;
夏+高速+渋滞はバイク乗りにはキツすぎます。^^;;

なので出来得る限り路側帯を走らないように
少しずつでも前に進むべくすり抜けをするんですが、
対面高速のトンネル内ではそうもいかず
蒸し風呂の様な長いトンネルの中で辟易としつつ
車の後ろについてじりじり進みます。(; ̄ー ̄A

ただようやくの事で有田ICに近づいて行くと徐々に車が流れ始めて、
渋滞の先頭と伝えられてた有田ICでは
車の流れはすっかり高速らしくなっていたり。
どうやら自然渋滞だったようなんですけど、
海南ICが工事で出られなくなってるってのも影響してるのか、
それとも単にいつもこうなのか。^^;
ま、夏で人出が多いってのも原因の一つなのかな。
海南から先は新しい車線やトンネルを絶賛工事中でしたが
これが出来れば夏でも通りな少なくなるのかもね。

無事に流れ始めたはいいものの、
お腹一杯+渋滞で疲れた…=眠たい。(汗
これはもうヤバイと言うぐらいに眠くなってしまいまして
急遽、予定には無かった印南SAに立ち寄って仮眠をとる。
たった15分ほど立ち寄ってただけですが
仮眠の後に顔を洗って目薬点して眠気はすっかり無くなり、
この後走ってる間は眠くなる事は無かったです。(^^ゞ


田辺に到着

渋滞にハマってたり予定外の休憩をとってたりと
少々時間がかかってしまったけど、
午前11時10分に田辺ICを出て
白浜へ向かうバイパス(R42)へ。

この後はR42を進んで行きますが
時間も昼前とあってかなり暑い。
都会を走ってるから仕方ないなぁと
上からも下からも来る熱線に耐えつつ、
夏のツーリングらしくはなってきたなぁと
ひたすら青い空を見ながら思ったり。^^;


R311へ

白浜に林立するホテルなんかを
バイパスの上から眺めつつ先へと進み、
岩崎交差点を左折してR311を東へ向かいます。

R42はひたすら街中と言った感じだったけど
R311に入った途端に左手には田んぼが
右手には川が流れ体感温度もぐっと下がって、
ちょっとの事でガラッと変わるもんだな〜と
そういった変化を楽しみながら進みます。

そしてR311に入ってすぐあったエネオスで給油。
ここで満タンにしておけば明日後半まで
きっとガソリンは持ちますので。( ̄ー ̄)v


牧歌的だ〜

進むほどに涼しくなるR311を快調に走ってると
うーん、なんかセンターラインが消えたんですけど…。
山奥へと分け入っていく国道だから
こういう所もあるんだろうなと思いつつ進みましたが、
結局センターラインが無いのはここだけで
後はものすごくいい道が延々と続くのでした。(^◇^;


流れてるし…

随分と田んぼも減って山間になってきたなって所で、
沈下橋を見つけたんですが、
橋桁が半分ほど無くなってるよ。(; ̄ー ̄A

先日の豪雨で流されたのか
その前から無かったのかは分かりませんが、
ちと歩いて渡ってみたくなる橋だっただけに
壊れちゃってたのは残念無念。


ふるさとセンター大塔に到着

↑の橋が流れてた所で止まったついでに地図を広げ
昼食を予定してる道の駅ふるさとセンター大塔は近いなと
場所を確認してから更に山深く分け入っていくR311を進み
午前11時50分にふるさとセンター大塔に到着。
うーむ、11時には着いていたかったなぁ…。

まあともかくも昼食にしようと「レストラン い菜香」へ。


い菜香丼

現地で採れる野菜や地鶏のメニューが主で
どうしようかなお思いつつ、
やはりこの店の名が付いてる地鶏のい菜香丼(980円)を。
い菜香丼が来る前にピンク色をした小さくて可愛い
梅の香りがする手まり寿司も出てきたんですが、
いよいよ出てきたい菜香丼は結構大きい。^^;

ふんわり卵にぷりぷりした地鶏の親子丼は
そりゃ美味しかったですし勿論残さず全て頂きましたが、
他にもあんかけうどんとか美味しそうでしたから
次に寄る機会があれば食べてみましょう。

道の駅の物産販売所をうろうろしつつちょいとお土産を買ったり、
駐車場へ戻って伸びをしたりしながら膨れたお腹を落ちつけて、
午後12時半にふるさとセンター大塔を出発、
再び本宮方面へと走り始めます。
すぐにあった案内看板に「川湯温泉34km」との表示があり、
もうそれほど距離は無いんだなと辺りの風景を楽しみながら
まったりと川沿いの道を進みます。


ライダーの醍醐味( ̄ー ̄)

どんどん山奥深くへと分け入ってる感じはあるものの
道の方はずっとこんな感じで余り山道らしくなく
延々と走りやすい快走路が続いてゆくのです。

そしてここでは目立った山が目に飛び込んできたので
思わずとまって記念撮影を。
山には弱い奴です。(^^ゞ

それにしても最高の青空の下、爽やかな風を切る
これ以上ないツーリング日和を堪能してましたよ。

うあー、バイクが好きで良かった〜!!(^O^)/

道の駅・熊野中辺路を過ぎて次の目的地である
野中の清水はもうそろそろの筈…とキョロキョロしながら走ってると、
左手に大きな案内看板を発見!
…ちょいと通り過ぎたのでUターンして見に行きます。(^◇^;

橋を渡って左折やね
なんだか随分と古そうな看板ですが看板中央に野中の清水を見つけ、
どうやらこの先の橋を渡って左折し熊野古道へと入るらしい。
この地図を頭に叩き込んでからじっくり進んで行くと
確かに大きめな橋があり暫く進むと左へ入る側道が。

ここかな?と登っていくと熊野古道との表記があり
これを東へ取れば辿りつけるんだろうと、
本宮への距離案内板が上がってる細い道をくねくねと登って行きます。

どこへ続く、この小道?^^;

幾つかの分岐があったけど道なりに進んで行くと
この杉林の中を通る道の前だったか後ろだったかで、
ここは熊野古道じゃないよ」って看板が…。^^;

え〜!?と思いつつも白線が引いてある所を見ると
林道の類では無いのは分かりましたし、
暫く走ってとんでもない所へ出たら引き返せばいいやと
そのまま進んでたのですが、右手前から急坂が
合流してくる地点でいきなり視界が開けまして、
野中の清水は進行方向にあると言う看板を見て一安心。^^;


遥か那智の方向を望む

この写真はその辺りで撮ったものですが
タラタラと登ってきたとは思ってたけど
この景色を見て随分と標高を稼いだんだなあと。

この山並の向こうに那智大社がありまして
古道もまたこの山並の中を続いているようです。

そしてR311の現道は足元の谷底に伸びてます。


野中の清水

どうやら今走ってるのは旧国道な様でしばし進むと
午後1時11分真っ赤な欄干が目立つ
野中の清水に到着しました。



不思議に青い

ナントカの水と名のついた所はあちこち巡ってますが
こうして池になってるような所は初めてで、
コケが付いてるせいもあるのか
不思議に青く見える水をしばし眺めて
こんな所もあるんやねぇと写真を撮りつつ
その水を頂く事に。


豊富な水量

遠目で見るととても静かな野中の清水も
近寄って見るとこの池から大量の水が水場に流れ出し、
古来枯れた事が無いと言う逸話の一端に触れた気がします。

そして手に掬ってみるとすごく冷たくて
とても溜まっていた水が流れてきてるとは思えず、
これまたビックリ!
飲んでみると僅かな甘さを感じる澄んだ味で
日本名水百選に選ばれているだけはある水でした。

5月に飛騨で飲んだ長寿水も素晴らしかったけど
それぞれに美味しくてちょっと比べられないかな?
それゆえに各地の名水を飲むのも
旅の楽しみになっているのです。( ̄ー ̄)v


山が育む水

野中の清水の石垣を振り仰ぐと
豊かな森が広がっていて、
やはりこの山があればこその水だよなぁと
しみじみ思います。

そしてこの上には継桜王子がありそこには
南の方…つまり那智の方にだけ枝を伸ばす
一方杉ってのがあるそうなのですが、
今回は時間切れで残念ながらパス。
次に来る機会があればぜひ見に来たいもんです。

まあ、山では日光がより降り注ぐ
開けた方へ向けてのみ枝を伸ばす木ってのは
それほど珍しくは無いのですが…。(^^ゞ


夏模様写す水鏡

そして清水の奥から外側を見ると
僅かに揺れる水面に周囲の景色が写り込み、
ハッとするような光景が広がってました。

強い日差しに照らされた風景が水面に輝き
蝉の声と水音が混ざり響き合う、
こんなに夏らしい雰囲気を暫く味わってないかも…と
しばしぼーっとこの光景を座り込んで見てました。


遥か下に現道が

野中の清水の前を走る道から下界を見ると
遥か下にR311が伸びミニチュアの様な車が行きかってて、
ちょいとゆっくりしすぎたぐらいだし
そろそろ現道へ戻るか〜と支度を済ませ、
来た道を少し戻りY字路の所で
急降下していく道をとりR311の傍まで戻ると
「野中の清水はこちらですよ」と言うデッカイ看板が。^^;

素直にここまで走ってくれば良かったんだろうけど
細い道を走れたし、ま、いいか。(笑)

旧道へ入るまでは上流へ向かって走ってたハズなのに
いつの間にか下流へ向かって走るR311を本宮方面へ進むのですが、
そろそろ三体月があってもよさそうだけど…とまたキョロキョロしながら走ってると、
対向車線側のすっごく分かり辛い所に石碑を発見、
後続車がいないのを確認しつつ急ぎ気味に停車してまたUターン。^^;


三体月の碑

その昔、とある坊さんが旧暦11月23日に高尾山から月の出を見ると
その月は三体に見えると言い、地の人がその言の真偽を確かめるべく
その日に登り確かめてみるとその通り三体に見えた…、
と言う伝承がこの地方で語り継がれてまして、
現在も三体月観月会が上多和(うだわ)茶屋跡で開かれているそうです。

この石碑はそれを模したもので川の畔に建てられていますが、
こういう不思議な伝承が残るのも熊野と言う土地ゆえでしょうか。

時折トンネルが現れる川沿いに沿って
右へ左へとうねりながらR311を下っていくと、
川湯温泉へ向かう右手へ入る道を見送ると
熊野川に沿って伸びるR168は目の前。


トンネルの出口がT字路

トンネルの手前まではものすごい山の中と言った感じなのに
トンネルを出るといきなり視界が広がり、
あまりの違いにクラクラするぐらい。(^◇^;
ただトンネル内に停止線があるってのは
いかにも山間に無理に付けた道やなぁって感じがします。
このT字路を左折して5分足らずで熊野本宮大社前へ。

午後2時6分に本宮大社前に到着、
うーむ、もう1時間は早く着いてたかったけどね〜。^^;
まあ時間が押すのはよくある事だし
その分楽しんだからしゃあないかと、
ライディングジャケットも脱いで本宮参拝へ向かう準備を始めました。


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