紀伊半島縦断ツーリング

〜酷道の旅〜
京都-奈良-奥瀞-那智-十津川-奈良-京都

走行日:2010年7月26日月曜日-同27日火曜日

1   4


*1:京都→奈良→道の駅おくとろ*

潮岬はもう2度ほど行ったし昨年は熊野三山を巡りもした。
でもまだまだ紀伊半島は行った事が無い所だらけで、
でも余りにもエリアが広すぎて次はどこにしようかと考えてたんですが、
そういえば紀伊半島を南北へ貫く国道の内R168は走ったけど、
大峰山脈を挟んで東側を南北に走るR169は走ったことなかったなと。
その内行くだろう明日香や吉野への道を覚えるついでに走ってこようか、
んで去年は時間切れで行けなかった那智山の飛瀧神社へ行こうかと、
まぁとりあえず南へ走ることにしたのでした。

今回のテーマは「高速をできるだけ使わない」
やはりツーリングは下道を走ってこそですから。( ̄ー ̄)



さあ行こうか

7月26日月曜日、午前5時起床。
朝食と旅前のハムスターたちの世話を済ませ
午前7時前に自宅を出発。

今回もキャンプ道具は登山用ザックに詰めて
タンデムシートに括りつけ仕様。
カメラバッグも一緒に持ってく時は
これが一番収まりいいんですが、
ただでさえ重いGマジェが更にズシリと。^^;

堀川通を南進し京都駅を過ぎて新油小路通と名を変えた道をひたすら南へ南へ、
阪神高速京都8号線の高架を横目に見ながら進み、
小一時間ほどで久御山JCTを通過、車は多いもののまずまず良い流れ。
京滋バイパスに沿ってしばし東へ向かいR24大久保パイパスへ右折して再び南下、
この度では唯一使う有料高速である京奈和道路へと入ります。
城陽-木津間のR24は混みがちで余りに時間がかかりすぎますので…。(^_^ゞ


ETCゲートだ

それでも大部分の車はR24へ流れていきまして
空いた高速を快調に進んでいきますが、
ETCカードを一応車載器に放り込んであるけれど
確かここは有人ゲートしか無かったよなぁと進んでいくと
料金所手前の看板にETC車は右へ行けとの表示。

お、ゲートが出来たんか?と進んでいくと
お馴染みの青い塗装が。
おまけに城陽-木津間の全線料金は700円だけど
通勤割引が効いて350円、これはメリットある〜♪

ホクホクと高速を走りきり木津ICから下道へ。
いつもならR24へ下りるんですが今回はR169がメイン、
R24を高架で越えて加茂方面への出口へ向かい
新興住宅地っぽい風景を眺めながら進んでいくと、
右折するべき県道を素通りしたようだ。(笑)

あれ?と思いつつバイクを左端へ寄せて地図で確認、
この先の交差点を右折すればその県道へ合流できそうだと発進、
徐々に街中へと分け入る県道759号から僅かにR369を走り継ぎ、
また来たなぁって感じで遠目に見える大仏殿や
すぐ傍の奈良県庁を眺めながら過ぎるとR169が始まります。


なごむ風景

鹿が出てきそうな奈良らしい道沿い風景を抜けると
よくある地方都市を抜ける国道然とした風景に変わりますが
時折、たんぼや畑の向こうに山々が望めたりして
案外と楽しめたりするR169。

でも流石に道を走る車の台数が増えてきて
天理市など市街地へ近づくと渋滞しちゃうので、
車の後ろについて走るまったりペースが
許せる人向けではありますが。^^;


ちょっと買出し

天理市の市街を抜けて更に国道を南へ進むと
桜井市を東西へ伸びるR165の手前で二手に分かれるR169。
R169へ沿って明日香、吉野方面へ向かうので右手の道を取り
もうすぐR165へ合流ってとこでコメリを発見。

時間は午前9時を過ぎて店が開いてたし
ちょっと欲しい物があったんで寄ります。
何を買ったって?
ま、あとでね。

ちなみに帽子とかサンダルとかは
今回ちゃんと持ってきてます。(笑)


桜井市から橿原市へ、R165

R165を越えて続いていっても良さそうなR169は
R165へ合流して橿原市へと西へ向かいます。
ちなみに真っ直ぐ進む道は県道15号と名を変え
奈良方面から明日香村中心部への
最短ルートになってますよ。

んなわけで桜井市から橿原市へと
しばしR165を西へ向かいます。
正面に見える山は金剛山地かな〜?
随分南へやって来ました。


吉野線の特急だ〜♪

ややこしい橿原市内を県道も使ったりして通りぬけ
R169に復帰、再び南へと向かいます。
明日香の里はこのすぐ東だな〜と
いずれ来る時の為に周囲の風景を覚えたりしつつ
一路南へ吉野へと向かっていると、
見慣れた色の特急電車が右手に。
近鉄吉野線の特急ですな。

通り抜けてきた橿原市まで京都から一本(標準軌)で来れますが
そこから先は狭軌(JR在来線と同じ)となる吉野線に乗り換えて
桜で有名な吉野へ向かう事になります。
吉野の桜も撮りに行ってみたいけど…遠いんだ。^^;

吉野川に沿って徐々に山間へと入りますが
今日の夜と明日の朝の食料を仕入れなくっちゃならんので、
道路沿いにあった吉野ストアって店へ、午前10時10分着。

山へ入る前にお買い物

うなぎとジャムパン^^;
今晩の夕食は土用の丑の日でもあるのでうなぎの蒲焼にして、
明日の朝食はちょっと大きめのジャムパンを。
店外にもテントを組んでうなぎの蒲焼きを売ってましたが、
暖かいのは今回はちょっと困りものですから
普通に店内の冷蔵庫で売られてたヤツをね。(^^ゞ
それらを入れた保冷バッグは先ほどコメリで買いました。(笑)
午前10時25分出発。

ダムだ〜!

特急で喜び、ダムでも喜ぶ…そんなヤツです。(^◇^;

吉野ストアを後にして走り始めると吉野川の流れに沿ってくねり始め、
R370と分岐して長いトンネルを抜けると一気に高度アップ、
いよいよ紀伊山地に入ったと実感させてくれます。

そして見えてくる大滝ダムの勇姿。
まだ建設途中だったのか谷底に川が流れてる状態でしたが
それだけに谷が深くってね、コワ〜!って感じで走ってました。
ミニチュアのユンボやダンプが動いてるって感じ。^^;
大滝ダムは堤高100mの重力式コンクリートダムですよ。


炭酸無かった_| ̄|○

そんな谷が深くやや狭い国道を走っていくと
道の駅杉の湯川上が見えてきました。
午前10時45分到着。

とりあえずトイレを済ませて
さあなんか飲み物は…と物色するも、
なぜか炭酸系のジュースが全く無い。
売り切れじゃなくて全く売ってない。_| ̄|○

暑さを炭酸で癒そうかと思ってたのに…と道の駅を離れ
保冷ポットに入れてきたお茶を飲んで、
午前10時55分に出発出発。(つд`;)

道の駅を出てすぐ長めのトンネルに入り通り抜けると
吉野川に沿ったワインディングロードが続きます。
そして徐々に山へと分け入り高度も少しずつ上げていく広くはない道で
ブラインドコーナーが多いから爽快感よりも
ダンプがはみ出してきたらどうしようって言う、
恐怖感が少し勝っちゃう道かもしんないね。
間違いなくこの辺りから近畿の秘境と言ってもいいんじゃないかな?

大迫ダムを左手に見て過ぎ大迫貯水池へ入ると
トンネルまたトンネルの区間に。


ゴツイ斜張橋だなぁ

ダムサイトには付き物の大きな橋を渡ると
長〜いトンネルへと入っていきます。
出口近くでク〜っと左へ曲がっていったと思ったら
そのままループ橋へ突入。


空へ飛び出していくよう!

一気に高度を上げながら強く左へ回り込むループ橋、
その先には紀伊山地の山々と夏の青空と入道雲!
まるでこのまま空へと飛び出していきそうな
ループ橋を駆け上がりながら、
あ〜自分はツーリングしてるんだなぁと
このとき実感しましたよ。^^

だけどループの途中で再びトンネルへ入り、
出たかと思ったら入り口並みの長いトンネル。
でもこのループ橋がない頃は川沿いの酷道を通るしか無かったようで、
随分と行き来が便利になったんだろうなぁと
走りながら思ってもいましたよ。

長いトンネルを抜けると両側から山が迫り鬱蒼とした道に、
そんな道を少し行くとまたすぐトンネルが見えたけど
どうやら工事中のようで交互通行、赤信号で止まります。
看板を見ると右手の山へと訳行っていく細い道は大台ケ原へと続く道なようで、
ちょっと入ってみたかったけどちょっとでは済みそうも無いので今回はパス、
また今度大台ケ原へ行く時の楽しみに取っておきましょう。(^^ゞ
大台ケ原も有名ですがこの辺りは大普賢岳(1780m)、国見岳(1655m)、
七曜岳(1584m)、行者還岳(1546m)、少し奥入った所に弥山(1895m)、
八経ヶ岳(1915m)と1500mを有に超え2000mに迫る山が連なる、
まさに近畿の屋根とも言うべき場所ですよ。
そしてこの山々を繋ぎ熊野へと至る大峯奥駈道は
世界遺産としても有名です。

目の前のトンネルは新伯母峯トンネルというらしく
この日一番の長さとなる1964m、
しかも二車線だけど狭くて工事中ってのもありまして
ものすごく長く感じたトンネルでもありました。
調べてみると完成は1966年…私と同い年だ。


赤くなった道を駆け下る!

新伯母峯トンネルは吉野郡川上村と
上北山村を隔てるトンネルで、
このトンネルを境に川の流れも南北逆となり、
北側は今まで走ってきた大阪湾へ注ぐ吉野川、
これから行く先は熊野灘に注ぐ北山川となります。

トンネルを抜けると一気に駆け下りる!
でも道路が赤いのはなにか意味があるのかなぁ、
自治体が変わったから?^^;


炭酸あるかな〜

峠道を駆け下りていくと徐々に斜度が緩くなり
左手に北山川が見えるようになってくると、
道の駅吉野路上北山に到着。
ここへ来るまでの間に天川村と方面表示された
R309への分岐点があったんですけどね、
途中にある行者還トンネルの辺りって
スンゴイ酷道らしいですよ?(^◇^;

紀伊山地を横断するR425も大概極まってるらしいんですが…
どっちがより極まってるかいつか見てこなくっちゃね。(笑)


でっかいサイダー(^◇^;

午前11時38分に到着。
一つ前の道の駅では炭酸ジュースを飲みそびれてるから
とりあえずは自販機の前へ、ありました、でっかいのが。(笑)
これ以外の普通の(350cc)はなかったんですけど、
置いてなかったりデカかったり偏り激しすぎんか?

でも素晴らしく透明度が高い綺麗な川を眺め
この時間でも涼しい川辺の風を感じながら500ccのサイダーを、
あっという間に飲み干してたのでした。(^◇^;

午前11時55分出発。


池原貯水池沿いに進む

道の駅を発って人家が切れてくると左側に
近畿地方最大の人造湖である
池原貯水池の青々とした湖面が広がります。
ここにはフロリダバスと言う60cmをゆうに超える
丸太のようなブラックバスの一種が生息していて、
バス釣りをやってる頃は一度は来たいと思ってた所でもあったり。

でもあんまりにも遠いのとエンジンボートでもないと
ポイントを探れない広さってのもあって諦めたんだけど、
一度ぐらいは挑戦しに来てもいいかな〜。
ま、すっかりウデはなまってしまってるだろうから
ベイトリールなんかで投げると、
一投目からブワッってももるんでしょうけど。(笑)


堂々とした池原ダム

橋を渡ったりトンネルを抜けたり池原貯水池に沿って
くねくね伸びる国道を軽快に切り返しながら進んでいくと、
木々の狭間から堂々とした池原ダムの堤体が見えました。

堤高110m、堤頂長460m、湛水面積843ha、
総貯水容量338,400,000 m3…、
文句なく日本で最大クラスのアーチ式コンクリートダムです。
目的としては発電用のダムで下流にある七色ダムとの間で
揚水発電を行っています。
洪水吐は別の場所にあるのでここの堤体自体にゲートはなく
圧倒されるばかりの大きな壁って感じで迫ってきますよ。


無事に旅が続けられますように…

止まった所には交通安全のお地蔵様が。
無事に旅が続けられますようにとお祈りしてましたが、
昔からあるものなのかそれとも何かがあったから
お地蔵様が安置されているんでしょうかねぇ。

この辺は落ちたら死にますよ。(; ̄ー ̄A


なんて綺麗な水!

上池原交差点で件の酷道R425と別れ進んでいくと
とてつもなく澄んだ水が道の傍に流れていたから、
また止まって写真を撮ってたり。

完全な透明から深いエメラルドグリーンまで
無段階に続くそのグラデーションを見ているだけで、
溜まっていたいろんなモノが浄化されていくような
そんな気すらしてくるほど美しい流れでした。

トンネルを過ぎると再び北山川の流れは太く緩くなり、
今度は七色貯水池の傍を走りながら南へと向かいます。
しかしダム又ダムなR169で地図で見ていたよりもなかなか過酷な国道だなぁと、
クネクネがひたすら続く道をヒラヒラと切り返しながら走る私。^^;


ここは吹きつけられてますが…

おそらくクネクネを少しでもマシにしたかったのでだろう
短いトンネルも多く出てきたんですけどね、
中には素掘りそのままってところもあったりして
うあ〜本当に秘境だ〜と
叫びながらも走っていたのでした。

当然狭いから正面からダンプ来たらどうしようって
考えながら走る事が多いR169です。^^;;
そしてこのクネクネ区間で奈良県から三重県へ入ります。
うぬ〜、奈良県って相当に南北に長い。


良い道だ〜、でも…

最後にあった短くて広くて綺麗なトンネルを抜けると
真っ直ぐな道と集落と広々とした風景が!

やっと抜けた〜!って思うでしょ?
甘い、甘すぎる、虫歯になりそうだ。
R169の酷道区間はこれからが本番なのだ。(笑)

正面の山並みへ向かって伸びる綺麗な道は
R169と重複してここまで伸びてきたR309で
真っ直ぐに行くとすぐにR42へ合流、熊野市へ。
でも私はR169を辿るので看板の通り
次の交差点で右折して再び山間へと入っていきます。(^^ゞ


キタコレ!(笑)

R309と分かれる交差点をを右折すると次第に高度が上がり始め
木々が傍まで迫るようになって来る頃、
きゅぅっと国道は1車線へと幅を減らし
そのままグングンと登っていく道となる。

キタコレ。(笑)

今まで心配しながら走ってきた道が快適に思えるほど
頼りない道筋なこんな感じ。
ここから標高を下げていって再び七色ダムの
七色貯水池の周囲を走るようになるんですが、
より狭い箇所あったりブラインドコーナーの連続だったりでね、
ま、七色ダムの堤体が見えるまでそんな感じでした。(^◇^;


静かに広がる七色貯水池

そんな狭い道の少し広がってる所で一枚。
もう山を少し越えれば熊野灘って所まで来てるんですが、
とてもそうは思えないぐらい山奥でBIKEのエンジンを切ると、
風が渡る音と蝉や野鳥の鳴き声しか聞こえてこなくって
距離や時間以上に遠くへ来たなと感じられる場所でした。


ちょっと一休み

泣きたくなるような狭くてクネクネで
先が見えないがない酷道区間を
対向車に怯えながらなんとか完走、
午後12時48分に城塞のような
七色ダムの堤体が見えてきました。

…予想以上に精神が削られちゃったので
駐車スペースにバイクを停めて一休み。(笑)
でもいいんだ、この感じが!(爆)


堤体の上を走り抜ける

七色ダムの堤体を色んな角度から眺めながら
5分ほど休憩して再出発、
堤体の上に続くR169を走って
今日の目的地、道の駅おくとろを目指します。

堤体上で和歌山県の飛び地北山村へ入り
トンネルを過ぎるとすぐに道幅は広くなり
バイパス路?って言いたくなるぐらい快適な道。
七色峡と呼ばれるこの区間の北山川も少しずつ幅と水量を増やし、
ダム湖らしく見える頃に道の駅おくとろが見えてきます。


温泉施設(左)とレストラン(右)

午後12時55分、道の駅おくとろに到着、
管理事務所でキャンプ場の料金支払とチェックインをした後、
レストランへ移動して昼食とすることにしました。


オオッと思わず言ってしまった

メニューを眺めて…今回は少し豪勢に
鶏焼肉膳(1300円)を注文。
昼に1000円以上使うことなんて
滅多とないんですけどね。^^;

で、出てきました溶岩板焼きみたいで
自分で焼きながら食べていくスタイル。
なんか夕食っぽい感じだけど、
夕食は簡単なものだしここでしっかり
野菜も食べておかないとね。(^◇^;


じゅうじゅう♪

バターをひいて、鶏肉乗せて、野菜も乗せて
じゅうじゅう焼いて、いっただっきま〜す♪(^O^)

いや〜、値段なりに美味しかったです、完食です。
鶏肉がいいからから溶岩板だからなのか
そこらへんは不明ですけどね。(笑)

さて、お腹も膨れたことだし…と
キャンプ場(フリーサイト)へ移動して
ぼちぼちテントを建てましょうか。


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